
気持ち良い五月晴れのゴールデンウィークとなりました。この季節は特に過ごしやすくて嬉しいです。新生活の始まった方も徐々に落ち着いてきたころでしょうか。
多くの生徒さんを指導させていただく中でよく感じるのが、幼稚園・保育園児の生徒さんが小学校へ進学すると急に成長したように感じることです。同じように、小学校から中学、中学から高校…とそれぞれの段階で大きな変化を間近で感じています。
長い生徒さんでは10年近く通っていらっしゃるので、成長の過程をずっと拝見しながらレッスンしていきます。習い事の先生だからこそできる、大変有難い経験ですね。
4歳から83歳まで、幅広い年代の生徒さんをご指導をする中で、「人間とは何か」を学ばせていただいているような気がしています。
この仕事に就いて12年が経ちました。どんな先生にも「初めて教える生徒さん」がいるもので、私もその時のことを今でも心に刻んでいます。新米教師の自分のことを「先生」と呼んで下さり、慕ってくれるお子様と、尊敬の気持ちで接して下さる保護者の方に恵まれ、「先生」という呼び名に値する教師でありたいと思っていました。
「先生」であるからには、何でも知っていなくてはいけないと自分を追い込んでいましたが、ここ最近は全てを知るのは不可能だと思うようになりました。世界は広く(宇宙を含めたら無限!)、知識や歴史、情報にも色んな見方、新事実の発見もあります。私のまだ知らない音楽・英語は沢山あります。もしそれに出会ったら生徒さんと一緒に学ぶ。何歳になっても学び続ける姿を見せることが一つの使命なのかなと思います。