11月会報より:ピアノ習得・振替について

今月のつぶやきは発表会を開催するにあたり、感じていることです。クラシックピアノを楽しむためには「譜読み」が肝心です。ピアノは大譜表という、上段に右手の音、下段に左手の音が書かれた楽譜を読み、左右同時に非対称の動きをします。上段、下段に違うことが書かれていて、それを読み、脳で理解し、身体を動かす指令を出しています。さらに、出てきた音を聴いて、次に出す音のふさわしい弾き方も創造します。

 教えてきて、また、自分でも約30年間習い続けてきて、つくづく思うのは、ピアノは非常に難しい楽器であるということです。

 ですが、ピアノが弾ければ、自分1人で完成された芸術を楽しめるという非常に贅沢な体験ができます。オーケストラは1曲やるにも何十人もの楽員が必要なのに対して、ピアノは自分一人で完結します。ピアノができれば(大譜表が読めれば)他の楽器を習うのにも大変有利ですし、伴奏や連弾、バンドを組むこともできます。語学・運動神経にもプラスの効果があり、「習い事はピアノだけで良い」とも言われています。

 話は変わりますが、発表会を手伝ってくれる従妹と打ち合わせの際に、「振替をしていない」と話したら、「スポーツジムは振替できるのに何で?」と聞かれました。理由を話したところ、それは納得!皆様にも伝えた方が良いのでは?ということで、この場を借りて、当教室で振替ができない理由をお伝えします。個人レッスンは「一人の生徒さんだけのために」「責任を持ってその時間を確保」してレッスンします。生徒さんがお休みされた場合、レッスンとレッスンの合間の時間を自由に使える訳ではありません。振替をするにはお一人の為に二重の時間を確保する必要があります。通常のレッスンはもちろん、会計業務や事務作業も全て私1人で行っています。レッスン

時間外は全てプライベートということではなく、講座での勉強、自己研鑽のための

 

練習、レッスン受講もあります。学校行事と重なる場合のみ1か月前までのお申し出があれば予定の合う範囲で振替をしています。(月1回まで)個人レッスンはグループレッスンとは性質が異なるということにご理解下さいますようお願い申し上げます。