継続は力なり

先週は空手の型の試合に出場してきました。

空手は始めて、かれこれ9〜10年経ちます。

大人になってゼロから始めました。


5歳からテニスだけは続けていましたが、私は運動神経は悪い方で、体育の成績はいつもギリギリでした。 

不思議なきっかけで出会った空手ですが、師範のお人柄、素晴らしい指導力、優しい先輩方や道場生方のお陰で続けてこれました。


今回の型の試合は数年前出場して一回も勝てなかった大会でした。

型は自己鍛錬の為のものなので、本来は人と競うものではありません。

それでも一回でも良いから勝てたら嬉しい…そんな思いは心の奥にありました。


他の試合も含め、型の試合に出場するのもこれで4回目でした。

結果の出ない時には、やはり自分には向いていない、体型が向かないせいだ…努力しても無駄かな。

とも思いました。


それでも、型は本来は自己鍛錬のためのもの、という言葉が好きで、コツコツ練習するのが楽しくて続けてこれました。


練習した後の爽快感は、試合の成績以上の価値があります。

結果はオマケくらいに思えるようになってきました。


そして今回は型の試合は出場者総勢25名、男女混合、年齢層は中学生から大人まで、というハードルの高いものでした。


驚くことに3回勝ち進み、3位入賞させていただくことが出来ました。

銅メダルがとても嬉しく、玄関に飾っています。


自分の試合直前は本当にドキドキ、緊張しました。

それでも不思議なことに、今までは他人の型を観て、自分よりうまそうだ、とか、私は負けちゃうかも、と思わなくなりました。


相手も頑張っているな、私は私のやってきたことに集中するのみだ、今回初めてそんな心境になっていました。


ピアノの本番前も今でも緊張しますが、空手の型との共通点がとても多く、これからはピアノと型の精神が繋がりそうな予感があります。

 

空手とピアノ、全く違う分野のように見えますが、私にとってはお互いに影響しあっている物になっています。


武道の精神をまさか大人になって知ることになるとは今でも意外だと思います。


今では空手は私の人生の一部です。

身体と心を整えるための大切な場所です。


そこで取り入れたエッセンスは教室のレッスンや演奏に繋がっています。


ピアノ、英語と空手で、内容は異なりますが、師範の指導力は本当に学ぶことが沢山あります。

素晴らしい師に出会えたことは人生の宝物です。


この夏は昇段審査が待っています。

乗り越えたらまた違う物が見えそうな予感があります。

日々の練習を大切に教室も空手も頑張って参ります!