当教室では毎月、第1回目のレッスンで教室新聞をお渡ししています。
日々考えていることや、皆様にお伝えしたいことを書いています。
保護者の方とは普段じっくりお話しすることや、お子さんが一人で来ている場合はお会いすることも少ないので、教室新聞は保護者の方とつながるための大切なツールだと思います。
今月号はぜひ多くの方に知っていただきたい内容なのでブログでも公開します。
夏も本番となってきました。今月は都内で聖火ランナー、オリンピック開幕もされそうですね…と書いた矢先、都内の聖火ラン中止の
ニュースを見ました。
ここ最近、大学入試システムが変わることを知りました。2020年度より大学入試改革が進められているそうです。
「学力の3要素」を養っていくことが目的で、その3要素は、
1.知識・技能の確実な習得
2.思考力・判断力・表現力
3.主体性をもって多様な人々と共同して学ぶ態度
とあります。ピアノを習うにあたってはこの3つ全てが関係していますね。
ここ15年でAO入試・推薦入試での入学者が33.1%から43.5%へと大きく増加しています。AO入試では課外活動の成績による
自己推薦で試験を受けることのできる大学も多くあります。ピアノも芸術的な課外活動に含まれます。
ピアノを習っている小学生・中学生・高校生・保護者の方はぜひ色んな大学の入試制度を確認してみて下さい。数年前と現在とでは
大きく変わっていると私も実感しました。
ピアノ経験の成績や実績はコンクール入賞以外でも、色んな制度を利用すれば成績・実績を証明できます。コンクール入賞となると狭き門ですが、ピティナのステップでしたら合格証明書や参加証明書といった客観的に証明できる証書をもらえます。
入試改革とピアノに関する記事はピティナのサイトで詳しく読めますので、ご興味のある方は右記のリンクからご覧下さい。ピアノから考える大学受験 | ピアノ教室紹介 | ピティナ・ピアノホームページ (piano.or.jp)
これからの時代は「受験勉強のために習い事を辞める」のではなく、「習い事が受験にも役立つ」のではないでしょうか。アメリカでは
以前からピアノを習い続けていることが就職では有利とされています。継続して取り組むことは社会的に評価されることです。
1つ気を付けたいことは、「受験のためにピアノを習う」ことは方向性が違うということです。あくまでもご本人がピアノを好きで、
継続して努力してきたことが、受験にも良い影響があるということを理解いただきたいです。
裏面にはピアノが脳に良いとされているお話をコピーしました。塾の勉強だけでなく、ピアノもお子様の成長・将来に貢献できることをぜひ多くの保護者の方に知っていただき、ご家庭での練習時間や取り組み方をより良くしてもらえればと思います。